さくらんぼ計算はいつから始まった?批判が起きているとは?
さくらんぼ計算という計算方法をご存知ですか?
最近の小学校でこのさくらんぼ計算というのが教えられているそうなんですね。
今回は、このさくらんぼ計算についてまとめました。
さくらんぼ計算とは?
さくらんぼ計算とはどんな計算方法なのでしょうか?
具体的に説明しますね。
例えば「7+8」という問題があったとします。
7+8= 7+3+5
= 10+5
= 15
と、「先に10のまとまりを作って、残りをたし算する」という繰り上がり計算のやり方のです。
これを絵で書いて説明するときに、「8」を分割して「3」と「5」に分けるという図がさくらんぼの形のように見えることから、「さくらんぼ計算」という名前がつきました。
さくらんぼ計算を説明した動画がありましたので、よかったら見てみてください。
どうですか?数が大きくなった場合はこの考え方も良さそうです。
ですが、この例の「7+8」ぐらいだったらわざわざ「さくらんぼ」にする方が時間がかかりそうですよね。
さくらんぼ計算はいつから始まった?
さくらんぼ計算はいつから始まったのでしょうか?
2007年頃の小学1年生から始まったという説があります。
そうするとこの人たちは、今18歳ぐらいですね。
でも実は私、計算するときこの考え方しているんです…。
誰かに教えられたかどうかはよく覚えてないんですよね。
今アラサーなので2007年よりもっと前からあったのかもしれません。
さくらんぼ計算についての批判とは?
このさくらんぼ計算、肯定派と否定派がいるみたいなんです。
肯定派
・「これで苦手克服できるならいいんじゃないの?」
・「将来的に大きい数の和算や進法が変化したときには対応しやすいかもしれませんね」
否定派
・塾講師「うちにくる小学1年生たちがさくらんぼ計算とかいう謎のやり方を強いられて混乱している」
・「余計めんどくさいような…」
・「10を作るってこと自体は悪くないのかもしれんが、基礎として教えるのはどうなんだろな」
これに対して、文部科学省教育課程課の担当者は、
「これでやらなければならないということではなく、こういう考え方で計算できるという基準を示しただけです。やるかどうかは、各教育委員会か各学校での判断になります」
という回答をしているようです。
さくらんぼ計算ネット上の反応は?
教えた解法でなければ正解とは認めない、という判断は、「勉強とは理不尽でつまらないものだ」という感覚を子どもに植え付けると思う。正しい読み書き計算を教えるのも学校の仕事だけども。子ども自身の考え方ややり方を尊重し、主体性を育てるのも、学校であるべきじゃないかなあ#さくらんぼ計算
— 考えるプラナリア (@thinking_nantai) 2018年11月19日
さくらんぼ計算が話題になってるけど、否定してる人は一年生30人に、どうやって繰り上がりの足し算を教えるつもりなのかって思う。考え方を教えずいきなり「じゃあ計算して」じゃ、いけないでしょ。それを学んでからのさくらんぼだよ。
— みお (@mion2342301) 2018年11月14日
もちろんできる子は、暗算でもOK。#さくらんぼ計算
#さくらんぼ計算 ではないんだけど、私あたまがわるいので、例えば87+98みたいな繰り上がりのある計算、わけわかんなくて、
— なみの (@syatikuzyanai) 2018年11月14日
100-98=2
87-2=85
98+2=100
100+85=185
という計算の仕方をしてしまうのだよね。
もちろん100-98がわかんないから、98、99、100だから2、という算出方法。
#さくらんぼ計算
— ayumi (@halutomamaayumi) 2018年11月25日
うちも、まさに!なタイミングの話題でした。自分が子供の頃には習ってないと思う。
我が子もごく小さい頃から数字に興味があったので、今習ってる程度なら暗算で出来てしまうほう。サクランボを書かなかったから減点、とまではいかないけど、練習のプリントで全問正解の花丸が→
まとめ
さくらんぼ計算には賛否ありますね。
やるかどうかは現場の判断ということなので、親や子供たちはさくらんぼ計算をやるかどうかは選べません。
最初にさくらんぼ計算でやり始めたら、これが定着してしまいそうですよね。
実際私は、大人になった今でも毎回頭の中でこの方法をやってしまうので、正直計算に時間がかかるなと思っています。
ただこれで計算ができるようになった子がいたら自信になりますよね。
あなたはどう思われますか?